今まではトレーサビリティーなどお構い無く

コーヒー豆は流通していましたが

現在はコーヒー豆は農園で選ぶ時代になってきました。

そのような状況で、堺最高峰と呼ばれているコーヒー農園を

二つ紹介したいと思います。

その一つがグアテマラにあるサンタカタリーナ農園です。

アメリカのスペシャルティーコーヒー基準で、

常に90点近い高得点を獲得しているのが

グアテマラにあるサンタカタリーナ農園のコーヒー豆です。

優秀な豆の秘密は恵まれた環境と農園主の

栽培へのこだわりにあり、恵まれたテロワールと基本にこだわった

栽培法が唯一無二の香味を生み出しています。

グアテマラの標高の高い環境で生まれる

独特の酸と香味は世界最高峰に君臨しています。

北東はカリブ海、南は太平洋に面し、

メキシコやエルサドバドル共和国などと

国境を隣接するグアテマラ共和国は

世界に名だたるコーヒー豆の産地です。

グアテマラには、アンティグア、アカテナンゴ、ウエウエテナンゴ、

フライハーネス、コバン、アティトラン、サンマルコスの

8つのコーヒー産地があります。

その中でもコーヒー栽培の歴史が古く良質のコーヒー豆が生産され、

高値で取り引きされているのがアンティグアで栽培されるものです。

アンティグアは、アグア火山、アカテナンゴ火山、フェゴ火山の

3つの火山に囲まれた、標高1400m以上の高地にあります。

首都・グアテマラシティーから車で約1時間の場所にある

石畳の美しい古都ですが、そこからさらに車で30分。

アカテナンゴ火山の山麓1600mまで登ったところに

「サンタカタリーナ農園」があります。

設立は1836年。グアテマラでも歴史の古い農園で

現在、エチュペリアファミリーが経営を行っています。

ファミリーはいくつかの農園を所有していて

標高1400m~1500mのエリアに「カペティヨ農園」があり、

更にその上に位置するのが「サンタカタリーナ農園」なのです。

典型的な火山灰土壌にあるこの農園は、

標高2000mまでコーヒーの木が植えられており

アンティグアでも標高の高い位置にあります。

昼夜の寒暖差が激しく、農園は霧に包まれることも多いです。

湿度は一年中安定しており、日照量も豊富です。

コーヒーにとってベストな環境もいえる「サンタカタリーナ農園」で

育つコーヒー豆は、シェードツリー(日陰樹)の下で

たっぷりと養分を蓄え、特有の香味を持っています。

寒暖差によって実はしまり、しっかりとしたコクもあります。

また、フルーツのような華やかな酸もこの農園ならではです。

コクと酸は、アカテナンゴ火山の土壌と気候が生み出す特徴となています。

2000年初期、スペシャルティコーヒーのムーブメントが起こり始めた頃、

スペシャルティコーヒーマーケットで最も注目を受けた産地がグアテマラでした。

収穫年によって味わいにバラつきがなく、

独特の華やかな香味は他の中南米のコーヒー豆を圧倒していました。

基本に忠実な栽培にこだわりアンティグアNo.1の称号を得る

農園主のペドロ・エチュベリは、他の農園主とは異なり、

コーヒー栽培に一家言持っています。

丈夫な苗づくり、ブルボン種の必然性、直射日光を避けるシェードツリーの必要性、

ウォッシュト(ぬめり除去)と天日乾燥の重要性、完熟した実のみの摘み取りなど、

コーヒー栽培の基本といえるこの一連の工程に、強いこだわりを持っています。

その知識は、豊富だ。さらには、

広大で標高の高い農園で栽培管理を徹底するためGPSを導入。

品種別栽培管理や、実が完熟したエリアから先に収穫していくなど、

新しい取り組みにもいち早く着手しています。

アンティグア産のコーヒー豆は、世界の他の産地に比べて

スペシャルティコーをヒーマーケットでの評価が高く、

長い間ニセ者が出回ったりもしていました。

「アンティグアタイプ」といった他の産地のコーヒーも多く流通されています。

そこでアンティグア農園主たちは、APCA(アンティグア生産者組合)を作り、

出荷時には麻袋にAntigua coffeeのマークを刻印、本物の証を記すことを取り決めています。

優れたコーヒー豆の産地として、アンティグアのブランディングを確立したのです。

2007年、APCAのコンテストが実施され、

そこで「サンタカタリーナ農園」は見事一位を獲得しました。

アンティグア産の中でも最も明確なコクを持つ。

「サンタカタリーナ農園」のコーヒー豆。

通常、グアテマラのコーヒーはフレンチローストにすると

その個性が消え、焦げてしまう。

しかし、「サンタカタリーナ農園」の豆は、

寒暖差が激しい環境で育ったため実がしまっており、

フレンチローストでもその香味を主張します。

甘い果実の酸や複雑な舌触りがあり、

ミディアムからフレンチまでさまざまなローストで味わうことができる

「サンタカタリーナ農園」のコーヒー豆。

毎年SCAA(アメリカスペシャルティコーヒー協会)の

カップ基準でも88点前後を獲得しており、グアテマラ、

そして世界で最高峰のおいしいコーヒー豆と言うことができでしょう。

一個人世界で一番美味しいコーヒー記事より引用