コーヒーといえば、カフェインを含む飲み物としてよく知られています。
最近では珈琲以外の飲食物、例えばココア、チョコレート紅茶、
栄養ドリンク、緑茶、抹茶、など、また風邪薬等やコーラなどの
各種炭酸飲料やにも入ってるということが
情報として知られています。
日本の行政機関にあたる食品安全委員会の
ファクトシート(科学的知見に基づく概要書)によると
カフェインの含有量は、コーラ1缶(355 ml)当たり36~46 mg、
コーヒー1 杯(237 ml)当たり約 135 mg、紅茶 1 杯(237 ml)当たり 43 mg、
緑茶 1 杯(237 ml)当たり 30 mgあるということです。
好き嫌いはあるにせよチョコレートといえば
子どもが大好きなお菓子の一つですが、
あるお菓子メーカーの発表では
某ミルクチョコレート1枚(55g)のカフェイン量は
レギュラーコーヒー1杯の1/5程度(20mg)含まれているということです。
先進した現代社会では、もしカフェインを摂らずに
生活しようと試みても、それは難しいことのようです。
もし私たちが日常生活の中で珈琲を飲むとしても、
もちろん飲みすぎは好ましくありませんが、
体調不良の原因が、何もカフェインの代名詞ともいわれる
珈琲に限られることではないということです。
私たちは、比較的カフェインを含むものを体内に
摂り入れる可能性が高い生活環境の中で生活しています。
そして一部の人だけでなく珈琲を飲む人は老若男女います。
珈琲が体調不良の原因だとしたら
それを飲む多くの人が健康被害の不安に
さらされていることになります。
しかし実際にはそんことはなく、
その摂取量の問題を別とすると大抵の人が
お茶を飲んだりコーラを飲んだりチョコレートを食べたりして、
元気に生活を送っています。
ある女性は経験の中でこう語っています。
「私は一日にカフェインの量を多く継続的に摂っていました。
そのためかその習慣を止めた時、一時的に頭痛や倦怠感に襲われました。
節度をわきまえず長期的に摂取したことの結果だと思います。
何であれ、自制心に欠けた飲食は体に負担をかけ何らかの弊害をもたらします。
そしてその弊害は、カフェインを毒性視するものではないということです。
例えば、塩化ナトリウム(食塩)を大量に継続して摂取したとしましょう。
その人の健康状態はどうなるでしょうか。
おそらく体は危機的な状態になるのではないでしょうか。
それで何にせよ適度な量、適切な判断が摂取する側に求められるのです。
したがってこう言えるかもしれません。
一日に数杯の珈琲を飲んでもそれが体調不良の原因ではないかもしれないということです。